
下町の印刷工場が農業女子の悩みを解決! 2017.07.05

耐水性ラベルを新調!
東京・荒川区の日暮里の地に創業40年の歴史をもつ「有限会社茂木シール印刷」はあります。この会社は、大手自動車会社や農機具メーカー向けのラベルを製作して、卸しており、創業者の社長と2人の息子さんを含む8人で切り盛りしています。
この下町の印刷会社で、農業女子PJメンバー・根岸聡美さん(群馬県・ミネラルファーム尚香園)の農作物に貼るラベルが新しく作られました。
これまで、尚香園さんではラベルを農作業の合間にご自宅で印刷していましたが、今回、「農業女子PJ×城北信用金庫」のビジネスマッチング企画により、(有)茂木シール印刷に製作を委託することにしました。
デザインは従来から使用していたラベルを基調にしながらも、ロゴや文言などを綺麗に修正し、データと版・型を新調しました。
「仕様・用途に合わせ、最適な素材を選び、生産量を問わず様々なご依頼に対応しています。今回は、農作物用ということで耐水性も考慮しながら製作しました。」
同社マネージャーの茂木隆さんは、お客さまが安心して注文できるよう、丁寧な製作を日々心掛けています。
ミネラルファーム尚香園
尚香園・根岸さんは平成28年に群馬県からエコファーマーの認定を受け、「健康な土作り」をテーマに、ハーブ苗や露地野菜、稲を育てています。
母校の東京農業大学では、農業女子PJ・未来の農業女子を育成する「チーム“はぐくみ”」(東京農業大学×蒲田女子高等学校)のキックオフ企画となるシンポジウムで講演をするなど、多方面で活躍しています。
「これまで自作では費用がかかりすぎるため、導入できずにいた耐水ラベルを、手ごろな価格で製作いただき大変嬉しく感じています。」「今後はハーブ苗の鉢にも直接貼って利用し、野菜とあわせ、商品の統一感も出していければと思っています。」
尚香園さんでは早速、新調したラベルを使い始めています。
今回のマッチングは農業女子と東京の中小企業(製造業)との第一号事例になります。城北信用金庫ではこれからも、地域金融機関としてのネットワークを活かしながら、農業女子の皆さんの挑戦を応援してまいります。