

やすだ農園は、大正時代から100年続く野菜農家です。
就農前は幼稚園の先生をしていましたが、結婚を機にサラリーマンだった夫と共に家業を継ぎ、農家の4代目として、両親を含む4人で農作業をしています。

やすだ農園のこだわりは、多品種少量の野菜を露地栽培すること。年間で約50品目もの農作物を育てています。
地元スーパーや百貨店に出荷する他、マルシェへの出店や、自宅の庭先にも直売所を設けており、直売所では、珍しい品種の野菜も多く販売しています。
足を運んでくれたお客さまから、「美味しかった」「珍しいね」と喜んでいただけることに、とてもやりがいを感じます!

女性の目線を活かして、新品種や流行の野菜を積極的に取り入れています。
スーパー等では手に入らない珍しい野菜を販売することで、
「やすだ農園だから買える!」と直売所へ足を運んでくださる方が増えました!
ただし、育てられるのは年に1回だけ。
簡単に実ができるわけではないので、来年はこうしよう、と試行錯誤して畑に合った育て方を見つけています。納得するものが出来るまで3年程かかりますね。でも、長い時間かけて成功したときは本当に嬉しいです。
レシピをつけて販売したところ、お客さまも手に取りやすくなり、口コミで広げてくれました。
自分で目をつけて取り入れたものが流行ったときは、「よしっ!!」と思います(笑)

ビニールハウスを使用しないため、天候に左右されることが一番大変ですね。
予定していた量が収穫できないこともあります。猛暑続きで野菜が日焼けしてしまうことも…。
それでも露地栽培の方が栄養価も高く、味の濃い野菜が出来るといわれているため、この栽培方法を大切にしています。
また、太陽の光をたっぷり浴びた作物は、機械に頼らず手作業で一つずつ丁寧に収穫しています。

農業女子PJに参加してから、嬉しいことがたくさんありました!
まずは、他県の農業女子との交流です。今までは、自分たちの価値観だけで経営してきましたが、「私はこうしてるよ!」「もっとこうできると思う!」とメンバーからアイデアをもらい、参考にしています。
あとは、マルシェや百貨店への出店オファーがあったことです。今まで経験のないことでしたが、どうお客さまに声をかければ魅力が伝わるのか、大変勉強になりました。

好奇心旺盛でアクティブな性格のため、休日は運動してリフレッシュすることが好きです。
今は子どもが小さいため難しいですが、余裕ができたら旅行にいきたいですね。
農作業と家事の両立は大変ですが、日々楽しく過ごしています!

一番大切にしていることは、楽しく農業をすることです。
とにかく、楽しむためにはどうすればよいかを、日々考えています。その結果が多品種生産につながり、お客さまにも楽しんで足を運んでいただけるようになりました。
都市農業の強みは、輸送時間が短いため鮮度の良い野菜がお届けできること。
その強みとやすだ農園のこだわりを活かし、美味しい野菜をこれからもお届けしたいと思います!
トマトの炊き込みご飯
加熱用トマトをつかって炊き込みご飯をつくりました!
あっさりしていて特に夏の暑い時期にぴったりです。